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“ほたる”この篠の里を舞い上がれ・・・ 蛍友プロジェクト

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今年も移ろいゆく季節の息吹と、ゆったりと流れていく時を感じよう!

 鵜の川に「ほたる」が帰ってきました。
 三本木橋~高橋~南條橋の間では、夜ごと清流に「ほたる」が舞い始めました、6月15(金)~17日(日)にピークを迎え6月中旬まで楽しめそうですね。
 みんなで、この季節だけの素敵な自然の贈り物、「ほたる」の舞い姿を、夕涼みがてら観に来てください。 (ほたる情報は ”みんなのブログ”で掲載中です)
 そして、この美しい自然を守り続けるため、一人ひとりが環境について出来ることから始めよう
南條橋の上から小さな煌めきが「ほたる」です

ほたるを甦らせる活動フェスタ&写真パネル展のご案内です

「ほたる」の写真です

ほたる“この篠の里を舞い上がれ!
ほたる」に、安心の住処をあたえてあげる
お手伝いと・・・
  みんなの心の原風景の中に残っている「ほたる」!・・・
鵜ノ川を「蛍の川」として親から子そして
 孫へと遺(のこ)していきたい・・・
 そんな思いでフェスタと写真展を開きます

  • 日 時  11月5日(土)~ 6日(日)9:30から16:00
  • 場 所  第六見晴区集会所 (亀岡市篠町見晴1丁目13-2)
  • 問合せ先 NPO法人Crossover協働かめおか(亀岡市篠町見晴1丁目11-4)
            TEL・FAX:(0771)24-9012

 親子や友達で楽しむネイチャーゲームも開きます

 みんなが自然の中で遊べる、優しくて楽しい自然体験プログラムです。親子でのんびり
ほっこり遊んでみょう。

 • 開催日 : 11月6日 (日)       
 • 集合場所 : 集会所の玄関前
 • 開催場所 : 集会所の公園内        
 • 集合時間 : 13:00
 • 参加費 : 無 料               
 • 所要時間 : 2時間まで

  ~ いろんな参加賞を用意して待っています~
 一人又は親子のグループに一枚、公園内のキーワード(公園内ならではの物など)を記入したカードを渡します。参加者は見つけたものをチェックしていって下さい。
 見つけたポイントに印を付けたり、そのときのようすや感想を簡単に記録して下さい。
 「木の実」や「大きな落ち葉」など、カードに書いてある“自然の宝もの”を探しながらのビンゴゲームです。(エンピツを用意して下さい)
篠の里の秋模様
                   

“ほたる” この篠の里を舞い上がれ

ほたる飛ぶ、希望の光り、鵜ノ川に

 はじめに

 篠の里、鵜ノ川
 夜に「ほたる」が飛ぶのをみたことがありますか。 みんなにもぜひ見せてあげたいですね。「ほたる」が光りながら飛ぶ光景は、一瞬息を呑む神秘があります。
 
 私たちが子供の頃、田舎では夜になると小川の近くで「ほたる」を見ることができました。 宵闇がせまってくると、 村の仲間たちと浴衣姿で、昼間に用意していたナタネの竹箒と空瓶を持って、小川や田んぼの畦道に「ほたる」を採りに出かけたものです。 瓶に入れて持ち帰った「ほたる」を蚊帳の中に放ち、眺めたりしていた思い出がありますね。 でも、弱りきらないうちに、蚊帳から出して夜空に放してあげて、どこかで光っているのを見定めてから蚊帳に戻り寝付いたものです。懐かしい夏の奔りの子供の頃の思い出です。
 かつては夏の風物詩の「ほたる」が、いまでは児童教育として生物の多様性や自然と環境を守ることにも通じる大きな社会的テーマとなっています。
 私たちは、篠町の「鵜ノ川」や周辺の田んぼに、もっと「ほたる」を甦らせたい。 みんなの心の風景の中にも残っている「ほたる」を、愛しむ心のDNAを、親から子そして孫へと残していきたいのです。
 子供や孫たちに、「ほたるはどこに行けば見られるの?」と聞かれれば、すぐに答えてあげられるようにしたい。
 「鵜ノ川」を自然に還すお手伝いをしています。 川辺の「ほたる」に安心で安全・安定した住処を与えてあげる活動をしていきます。 「ほたる」を見ることができる篠の里、「鵜ノ川」が少しずつ回復されていけば、将来は「蛍の川」として、「ほたる」の見える場所を子供たちの方がよく知っているようになるかもですね。
 近場で、学校の観察材料として、また、命の尊さを学ぶ大切な場所として育てて行きます。
 自然のままのかたちで、四季を通じ幼虫から心を込めて世話をした「ほたる」が、一年を経て初夏の夕べに美しく舞う姿は、子供達の生きるものへの慈しみと、科学する心を同時に満たすことのできる格好の教材といえるでしょう。
 また、餌や水など自然の生息環境に気を配りながら「ほたる」を育て上げる喜びは、夜店で虫かごに入れて買ってもらうのと比べ数段の価値があるはずです。 そして、なによりも近所の子供達みんなが協力し工夫し合って「ほたる」を育てることは、今の時代において稀薄になっている子供どうし、また親子の連帯感をより強めてくれるとともに、懐かしい思い出を作る一助となるものと思います。
 役員及び会員の方々並びに住民各位様の、ご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
幼虫の生育調査 手作り箱眼鏡

 蛍友プロジェクトチームの発足と活動

 現在、私たちの会員は約20名います。6月頃に「ほたる」が成虫となって飛び立つまでの間、より良い環境で見守ってあげることです。
 自然界では、卵からふ化した幼虫が、自分の体の大きさに見合う稚貝を探して食します。もっとも大切な仕事は餌のカワニナの稚貝を必要数採集することが一番難しいです。私たちチームの仕事は、とても地道な活動です。物言わぬ幼虫を相手に、集めた餌のカワニナを幼虫の近くに撒いて与えます。
 またデリケートな「ほたる」の幼虫は、石鹸液などの汚れた水や、ちょっとした水質の悪化とか、また水温の上昇で、知らないうちに死んでしまうこともあります。
 地道な作業と細やかな心配りを続けていくうちに、幼虫への愛着が生まれます。小さな命を育てることの難しさ。プロジェクトチームの責任の重さを感じるからこそ、成虫になって輝く一つ一つの光が、「命の光り」として胸にキュンとくるのだと思います。

 カワニナの稚貝確保  鵜ノ川にカワニナを放流

 大まかな活動プログラム

  1月 : 水質検査  パックテストを実施
       水の性質「pH」と水の汚れ「COD」・「BOD」(主に窒素化合物〉を調べるとともに、
      「DO」(溶存酸素量)を測る。
  2月 : カワニナの稚貝を必要数採集し確保する。
  3月 : 鵜ノ川の清掃  幼虫の大きさ調査
       カワニナの稚貝を必要数採集し、幼虫(ヤゴ)の傍に撒いて与える。(4~6月も同じ)
  4月 : 用具・資料の整理    鵜ノ川の整備
       鵜ノ川の盛り土部分に、さなぎが点在しているので踏み込まれないように、
       注意区域の点検をする。
  5月 : ほたるの生態や脱皮についての学習、産卵環境作り  

カワニナの稚貝採集

  6月 : クモ(蜘蛛は、ほたるの成虫の天敵)の巣取り
       ほたるの生態を紹介する「しおり」作成
  8月 : 鵜ノ川の清掃
       たまごから幼虫の成長調査(9~10月も同じ)
  11月 : 螢友プロジェクトチーム発表会(見晴一丁目集会所) 
  12月 : 水中での脱皮状況の確認調査

「ほたる」の生態と一生

1 たまご
 孵化できる安全な場所を選び、水際の湿った苔の中や草の茎、葉の裏に多くの卵を何回にも分けて産みつけます。
 生みつけられた卵は、1ヶ月程で黄色から黒色に変化し小さな「ほたる」が誕生します。
2 幼虫
 生まれたばかりの幼虫は、光を嫌いすぐ石の下などに隠れます。 幼虫1匹が食するカワニナは25~30枚が必要です。
 外敵として、ザリガニやトンボの幼虫などが確認されていますが、幼虫の死亡確率は、環境の変化(水質の悪化等)によることの方がはるかに多いのです。
3 蛹(さなぎ)
 4~6回の脱皮を経て、終令終期に達した幼虫は4月上旬から中旬にかけて、雨か、雨上がりの夜暗くなると一斉に上陸をはじめます。上陸は一晩中続きます。淡い光を放ちながら、ゆっくりと川岸から這い上がってくる姿は幻想的です。
 上陸した幼虫は、川辺の草むらの柔らかい土を探して、ゆっくり体を隠します。体を回転させながら粘液を出して周りの土を固めて「土まゆ」を作ります。 幼虫は、この作業を終えると、あとはじっと蛹になる日を待ちます。 蛹も、もちろん発光します。ただし成虫のように明滅はしません。
 土の中で青白く光る蛹の光は、「ほたる」の一生のうちで最も美しいと言われています。
4 成 虫
 幼虫は、上陸しておよそ1ヶ月で蛹になり、約10日間で成虫になります。
 上陸から羽化まで40~50日間です。羽化した成虫は、しばらく「土まゆ」の中で休み、その間に羽は黒く硬くなります。 そして4~5日後の夜、地上に這い出してきて大空へ舞い上がります。
「ほたる」の寿命は、雄が平均14日、雌が16日程度といいますが、自然界では外敵も多く、飛び回る雄は3~4日、雌は5~6日位しか生きられないようです。

 一生の大半(9~10ヶ月)を、水中で暮らすホタルは水が命です  水質検査
カワニナの採集鵜ノ川にカワニナを放流鵜ノ川の清掃 鵜ノ川の水質検査、餌の補給や川の清掃も大切な作業です。
 「ほたる」の幼虫は、カワニナが大好物です。成虫になるまでに捕食するカワニナの量は、1匹の幼虫が25~30個をも食べます。

篠町、鵜ノ川に「ほたる」が乱舞し始めました!

 6月4日(土)
 鵜ノ川の「ほたる」は4~5回の脱皮を経て、外敵の蜘蛛や蟻を避けるため、5月上旬の雨上がりの夜、川沿いの土中に潜ります。
 幼虫から蛹になり、漸く成虫として「一番ぼたる」が6月1日に舞い上がりました!!。今夜は、20時をピークに、次から次へと、夜空で幻想的な光を放ち乱舞しています。
 この「ほたる」の乱れ飛ぶ様は、未曾有の東日本大震災のなか、大津波で一瞬にして去っていかれた方々の、断腸の無念娑でしょうか、それとも、肉親や恋人、愛する人を残して、一瞬にして去っていかれた方々が、この世の想いを伝える情念のセレナーデでしょうか・・・
 さまに、みじかくて、儚くも妖しい「命の光」に胸がキュンとします。

 亀岡は篠の里から、夏の原風景をお送りしますね。
 毎晩元気に飛び交う「ほたる情報」を「みんなのブログ」でお伝えしていきます。
 蜘蛛の巣捕り 2011.5.22 「ほたる」の天敵、蜘蛛の巣捕り

飛び交う「ほたる」 2011.6.4 PM 8:10 乱舞する「ほたる」の群れ
「ほたる」夏の夜のセレナーデ

【場 所】 亀岡市篠町 鵜ノ川の三本木橋~高橋~南條橋の間
(トロッコ列車馬堀駅、東側横の鵜ノ川で、200m上流の橋より上へ約300mの間)

【見ごろ】 2011年6月1日~6月下旬頃までの夜8時すぎから

*「ほたる」を鑑賞する時は、マナーを守って見ましょう。

おわりに

 毎日、「ほたる」と係ることは、地球そして自然環境を守ることに繋がります。
 「ほたる」の保存に限らず、各地方、地域で様々な方々が自然環境の保全・創造に苦心され、地道な努力を続けられておられます。こうした「地球の守り人」たちと、さらなる交流を深めていきたいと考えています。                               担当 : 螢友プロジェクトチーム



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